謝意 thanks 2005 9 20

 私は、新聞に対して、厳しいことを書いてきましたが、
新聞は、国民に対して、多くの論点を提供してきたと思います。
そうした努力に対して、深く謝意を表明したいと思います。
 しかし、新聞は、あることに気づいていないと思います。
新聞の前半部分を読む人が、どれほど、いるのか。
 そういう人は、読者の1割か2割でしょう。
たいていの人は、新聞の後半の部分を読む読者でしょう。
つまり、テレビ番組、社会面、地域版、家庭、スポーツが、新聞の後半部分です。
 政治経済の論点は、主に、新聞の第2面から第10面ぐらいでしょうか。
ここを読む人が、いったい何人いるでしょうか。
 有権者が、政策の是非を考える時に、
新聞の第2面から第10面ぐらいの記事は、極めて重要です。
しかし、多くの有権者が、こうした新聞の前半部分を読まないでしょう。
 かくて、選挙は、感性に訴えるものが多くないと、
選挙に勝てないという状態になります。
 選挙も宗教も、同じかもしれません。
両者とも、本当は、理論を訴えたいのに、
それをやったら、有権者(信者)を獲得できない。
だから、感性に訴えるものが多くなる。

飼い犬 kept dog 2005 8 16

一流と二流 first and second 2004 4 18

 経済部の記者は、一流であり、
政治部の記者は、二流である。
 経済部の記者は、経営者の言うことを鵜呑(うのみ)にせず、
自分で考えて記事を書く。
 政治部の記者は、政治家が言ったことを、そのまま記事にする。
結果的に、自分たちが、政府の広報機関になっていることに気づかない。
むしろ、それをうれしがっている。

「鵜呑」
人の言うことなどを、よく検討せずに、
そのまま採り入れること(広辞苑)。


































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